いつでもスッピン

思いついたことをいろいろと。やや辛口。

【work】実るほど頭を垂れる稲穂かな

 転職回数の多い私はいろんな人を見てきた。

 

その中に、よく言えば"クセが強い"、悪く言えば"キ〇ガイ"な上司がいた。

全く好きになれなかったので、

今後、何かキッカケがあったとしても会おうとも思わない。

が、見習うべきところもあった。

それは、経理や総務などバックオフィスの人達への配慮。

 

その上司は会社で一番営業成績を出していた。

営業成績上位者の中には

「営業で稼いでいるやつが一番会社で偉い」と

横柄な態度をとる人もいたが、

その上司はバックオフィス陣に差し入れをしたりしていた。

「バックオフィスがいるからこそ会社が回る」と。

 

もちろん営業職が会社の稼ぎ頭なのは間違いないが

その営業が獲得してきた案件の作業や処理するのはバックオフィス。

横柄な態度をとって

バックオフィスにそっぽを向かれてクオリティや効率が落ちてしまえば、

結果、営業の成績は伸びないし、会社としての売上も上がらない。

それは、とても基本的で大事なこと。

その上司は「バックオフィスへの配慮」というポイントを

忘れずにきちんと押さえていたことも

営業成績上位であった理由の一つだと思う。

 

その後、私は転職を繰り返しているが、

作業内容の重要さは別として、

仕事で関わる全ての人に対して丁寧に対応している上司を見ては

「この人は出世する」と思う。

 

例えば、正社員でない派遣社員やアルバイトはもちろん

警備員、清掃係、建物管理維持担当者などに対して

横柄は態度をとらない。丁寧語で話す。など。

「雇ってやっているんだ」

ではなく、

「自分たちの会社を手伝っている人達だ」

と考えているからこその態度・対応だし、

そして、その考えは大なり小なり伝わるので、

少なくとも契約期間中は真面目に働こうと自然と考えるし、

パフォーマンスも向上する。

それは、その人に対して、作業効率の良さとしても、

周りからの好評価としても跳ね返ってくる。

 

昇格すればするほど、自分一人ではできない仕事量になるし、

いかに人材を上手に活用するかにかかってくるので、

人を大事にする人は必然的に出世する。

 

会社内に限らず、普段の生活においても重要なこと。

ゴミ回収、道路や公園の掃除、水道管理など

インフラに関わっている人に対する感謝を忘れてはいけない。

人材は代替え可能なポジションではあるから、

軽んじられがちではあるが、

「あなたは代わりに働けますか?」

 

きちんと分別されていないゴミを回収し、

まるでそこがゴミ箱かのように捨てられている道路のゴミを集める。

社会利益を考えなければできない仕事をやってくれる人がいるからこそ

社会秩序は保たれている。

 

作業する人を想像し感謝していれば、

ゴミ処理や清掃などの作業負担を軽減できるはずなのに

その状況を当たり前と思っている人が多く、とても残念。

 

富裕層はお金さえ払えば

仕事もプライベートもどうにかなると思っているが

様々な人の下支えがあるからこそ、

自分の特異な才能を発揮して高い位置にいるだけ。

高ければ高いほど、下支えが崩れた時の揺れは大きい。

 

「自分に関わる人全てに礼節を。」

私自身、忘れがちになることがあるけど大事にしよう。