ペットは家族?
「ペットは家族」という言葉に違和感があります。
もちろん動物虐待を肯定しているわけではなく、
ペットを飼うのであれば愛護すべきです。最期まで看取るべきです。
ただ、たぶん私の経験が豊かで幸せではなかったのでしょう。
「家族」とは選ぶものではないし、
どんなに相性が悪くても何か障害が発生しても縁を簡単に切れるものでもないし、
大なり小なりお互いに情と責任を持つべきだし、
そんな中でも折り合いをつけて互いの幸せのために努力すべきだと思っています。
ですから、ペットショップなどで種類と見た目などで決めてしまうことに
違和感を感じてしまうし、
可愛いというだけで躾をまともにしないことに違和感を感じます。
正直、「ペットはペット。愛玩動物なのだから、動くぬいぐるみ感覚。」
と言い切ってくれるぐらいの方が
「動くぬいぐるみの手入れ方法教えるから死ぬまで面倒みてね!」
と割り切れるとさえ思っています。
また、「家族」と思っているのは人間側であって
ペットである動物がどう感じているかわかりません。
動物側に選択肢は最初からない場合が多いですから、
人間と一緒にいることが求められ、自由な行動を制限され、
発情すら制限されることがあるのですから、幸せなのかすらわかりません。
(そもそも動物によっては「家族」という概念がない可能性もありますが・・・。)
動物にとっての本当の幸せは本能に沿って生きることであり、
人間社会とは遮断した野生の中で生きることかもしれないとも考えているので
そういう意味でも「ペットは家族」という言葉に違和感を感じます。
動物にとっての幸せを考えれば考えるほど、私はペットを飼えません。
そしてペットショップの存在や人間の存在まで考えてしまいます。